こんにちは。撫の樹院長の大城と申します。
私は、考え事をするのが性分で色々な事を考えます。
そんな中で、自分の仕事である「整体」というものは何なんだろう?
と、ずっと考えてきました。
今、街には多くの整体・マッサージ・接骨・鍼灸院などがあります。
様々な先生たちがいて皆一生懸命、患者さんたちのために頑張っています。
この業種で働いている人々に共通して言えることは「誰かのためになりたい」
と思いながら働いている人だという事です。
そうでない方も中にはいるかもしれませんが、そのような方は長続きしません。
誰かが喜んでくれたり、誰かの役に立ったと思えるから
我々はこの仕事が大好きなんだと思います。
ただ、皆が皆同じ方法で施術を行っているかというと全然違います。
同じお店なのに、施術家によってその人の「色」のようなものがあり、
その人特有の施術になるものです。同じ内容なのに面白いですね。
「ならば、自分にできる最高の施術ってなんだろう???」
私はずっとそんなことを考えていました。
もっと早く、もっと気持ちよく、もっと綺麗に整える。
そんなことばかりを考えて考えて、たどり着いたのがこの施術になります。
私の家族は少し複雑でした。腹違いの兄弟と妹に挟まれた中間子として私は暴力と怒鳴り声の中、八王子で産まれました。なぜか、産婦人科ではなく街の小さな内科で産まれました。
子供の頃から病弱でアレルギーなどをもっていました。
母曰く、ごはんを全く食べない子供だったので痩せこけていたそうです。
とても貧しい家庭でした。とても窮屈な、息苦しい感じをよく覚えています。
だからか、とてもひょうきんなお調子者を演じていました。
が、気づけば体中にアトピーがでていました。汚い家だったのでダニのせいだったのか。
ストレスのせいだったのか。その頃から、片頭痛と花粉症が悪化しました。
未就学児の私が体の至る所に異変を出していたのは何かしらのSOSだったのだろうと、
今の私にはよくわかります。
私が13歳の頃だったと思います。我が家は引越しをしました。
そして「兄と二人部屋」になったのです。
この兄は腹違いの兄で、今思えば完全にADHDでした。盗癖があり、万引きはもちろん家族のものまで盗んでしまう癖がありました。
苦しみました。やっとの思いで、ようやくお年玉の力で手に入れたゲームが翌日には売り飛ばされているのですから。
しかし、そんな兄も家をでて「自分の部屋」が手に入ったのです。
そこから、何か糸が切れたような、違和感しか体に残っていないような感覚になりました。
家族と何を話したらよいのかがわからなくなりました。
そこから10年、家族意外とは話せるけれど、家族とは一切会話ができない日々が始まりました。
私は、ひげを剃ったり、髪を切ったりするのが得意ではありません。
気づけば半年間ほったらかし、なんてこともよくあることです。
そんな私は、この仕事に巡り合うまで何をやっても面白くありませんでした。
私がまず就職したのは「営業職」でした。
ひげも、髪も手入れできないのに?と思いますか?凄く頑張って手入れしてたんです。
先輩たちからはだらしないと思われていたかもしれませんが・・・
それでも、営業成績はとても優秀なものでした。
しかし私には欠点がありました・・・
先輩たちの顔色を伺ったり、ご機嫌取りができなかったのです。
私よりも営業成績が低い先輩のやり方を真似することがどうしてもできませんでした。
「だって、成績下がっちゃうじゃん!」と思っていたんです。
その考えは今でも変わりませんが、もう少し上手くやれたんじゃないか?と今では思います。
他にも、品質管理などのデスクワーク、テレフォンオペレーター、夜勤の工場勤務、
草むしり、布団売りなど色々とやりました。
そして私は一つの結論をだしたのです。
「仕事って本当につまらない」
本当に、何一つ、面白くなかったんです。
お給料日すら面白くなくなった時に、私は人生に絶望しました。
これから死ぬまでご飯を食べていくために働かないといけない。
こんなつまらないことをずっと続けていくのか・・・と。
仕事とは本当につまらないものだ。と悟った私は日に日に眠れなくなりました。
日に日に御飯も食べていないという日が増えました。
気が付くと「死ぬことばかり考えていました」
死ぬことを考えない日はありませんでした。
病院でお薬をもらい誤魔化しながら何となく生きていました。
働かないといけない。お金ないとご飯食べれないから・・・
そんなことを考えながら、とある場所へ足を運びました。
そこで私の人生は大きく動きだしました。
ハローワークで就職口を探すつもりが、他に気になるものがでてきてしまったのを覚えています。
それが「職業適性検査」です。性格分析をして、自分に適している職業をリストアップしてくれるというハローワークで受けれるサービスです。(今やってるかは知りません)
そこで突き付けられた現実「社会性0」でした。
ハロワの職員さんからも「上司が明らかに間違っていることを言ってても、君は言うことを聞けるかい?」と言われ「無理です」と答えたのを覚えています。
職員さんいわく、そういうのを社会性がないと言うんだよと教えてもらいました。
そんな私の適職は「陶芸家」でした。
何個かピックアップしてくれるのですが、陶芸家以外はほぼ「健康に関係する仕事」でした。
ハロワ適職検査で自分に向いている職業がわかった私でしたが、しばらくは他の仕事を転々としました。でも、常に頭の片隅に本当に自分に向いている仕事があるのかもしれない。
そう思っていました。
ある日、決意を固めた私はついに動き始めました。
そう「整体」を学ぶため、厳しい世界の門を叩いたのです。
地獄のような痛みでした。
指がへし折れるのではないかと思うような激痛。
そして、体力0の私にはあまりにしんどい肉体労働。
でも、すぐに解りました。
ああ・・・これ、これが天職ってやつか・・・と。
肉体は限界でも、誰かが、こんな私の技術や話で喜んでくれる。
こんな自分でも心の痛みに寄り添ったり、体の痛みは共感できる。
こんな所に私の居場所があったなんて・・・
何かが報われるような、しっかりやらなきゃと決意するような、とても幸せな気持ちでした。
何をしてもつまらなかった日々から脱却した私は、毎日毎日、施術しました。
施術の鬼かと思うくらい施術をしました。(今の私からみてもオーバーワークです)
疲労骨折で手首の骨が折れようが、ヘルニアになろうが施術しました。
そんなある日の事です。症状が中々改善されないお客さんが突然よくなってました。
不思議に思い話を聞くと、転職したとのこと。
オレはバカか!と思いました。
自分も散々仕事がつまらなくて困っていたのに。
散々、家族の事、やりきれない思いが消化不良で困っていたのに。
目の前に楽しい仕事がみつかったらそんなことすら忘れて・・・
自分だけじゃない。他の人だって体だけじゃなく心が苦しいことだって沢山あるはず。
その日から私の施術スタイルはガラリと変わりました。
体だけをみるのを辞めました。
心なんていうと大げさな気もしますが「心」のお話をよく聞くようにしました。
すると、体がとても悪い人は、心もとても困っているということがわかりました。
そして、私は決意しました。心理学が必要だ。学ばなければならない、と。
心理学を学ぼうと決めた私は独学で心理学の本を読み始めました。
しかし、当然のことながら何が何やらわかりませんでした。そして、どこかでしっかり学ぼうときめました。それが、私の心理学の基礎となっているNLP(神経言語プログラミング)です。
NLPはミルトン・エリクソン(催眠療法)フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)
バージニア・サティア(家族療法)の3人の天才セラピストを分析し作られた心理療法です。
心理学を学びながらも何かがしっくりきませんでした。
スッキリしないモヤモヤ感がずっと残っていた私の元に1冊の本が舞い込みました。
それは、哲学に関する本でした。
自然哲学から現代哲学まで、哲学者たちは人間のことをよく観察し、考え、悩んでいました。
答えをだしても終わらない自問自答に苦しみながら人生を戦っていました。
それまで、私は誰かに憧れたことは1度もありませんでした。ただの1度もです。
私は哲学に憧れ、心理を学び、人間というものを考えました。
私に影響を与えてくれた哲学者、プラトン、ショーペンハウアー、ニーチェ、キルケゴール、サルトル、ホッファーへ心から感謝します。
多くの人が悩んでいることに答えらしきものを導きだした人たちだと私は思っています。
私の整体には、上記の哲学者の思想なども盛り込まれています。
特にショーペンハウアーは「人間の幸福の9割以上は健康が前提になっている」と言っていた人だそうです。ごもっともだと思います。
心と体を考え、調べているうちにとある理論へたどり着きました。
それが、TMS理論です。
TMS理論は精神的苦痛に人間は耐えることができない。
よって、精神的苦痛を伴う時、人間は肉体に痛みを発生させ、精神的苦痛から目を背けさせる特性があるというもの。
みつけた。
そう、おもいました。
今までの私の臨床経験と一致する点が多いこの理論は、私のお客さんには度々説明させてもらい理解して頂いています。
健康へ携わる仕事についた私は、筋肉、骨格、血液、神経などの肉体を学びました。
心に関することも学びました。どちらも、まだまだ死ぬまで勉強しないといけないなと思っていますが、心と体を考えた時に、もうひとつ気になることがあるんです。
それが「量子力学」です。これは物理学の話になりますが、簡単に言うと細胞よりも小さい素粒子という物があるそうです。それは、人の体からも電子という形で携帯電話電波みたいにでていたりするそうです。それが「波動」だそうです。オカルトではありません。最先端の物理学です。
人の頭で考えたことは「概念」となり波動で相手に伝わるそうです。
テレパシーとか超能力みたいな話ですね。急に胡散臭いです。
しかし、私はあながちウソだとは思えません。
解剖学をしっかり学ぶことも大事ですが「愛」がなければ施術はできないと私は考えます。
困っている目の前の人はもちろん、その方の家族、友人、恋人、その人を取り巻く全ての方が、
私の施術によって健康になったお客さんによって幸せになってほしい。
心の底から私はそう思っています。そしてそれは伝わると信じています。
それが技術の向上につながり効果が上がっているのか、はたまた波動で伝わっているのかはわかりませんが、私はこの志をとても大事にしています。
自分が損をして、相手が得をすればよいとも考えていません。
自分も、相手も得をする。
それが私の整体にとってとても重要な考えです。
心と体と愛が大事。
これが私の出した今現在の答えです。
私の施術はどんどん進化します。
皆が幸せになるように。
整体、カイロ、脳神経、脊髄神経、体液循環などの基本はもちろんですが、
私の施術では、頭蓋骨と内臓の調整も行っております。
他では味わえないちょっと珍しい整体にご興味がある方は是非いらしてください。
銀座なるかみでお待ちしております。
当院では【内臓調整】も行います。
内臓の調整と聞くと少し怖いイメージや何をするんだろう?と思われるかもしれませんが、
皆さんは胃下垂(いかすい)という症状は聞いたことがあると思います。
胃下垂は文字通り、胃が本来あるべき位置から下へさがっていってしまう症状です。
これと同様に、他の内臓も位置がズレてしまっていたり、ズレが原因で血行不良になっていたりするのです。
そのズレた内臓の位置を正しい位置に戻し、内臓を少し刺激することで様々な症状を根本改善する。
それが、当院の内臓調整になります。
パソコンやスマートフォンの使用でどうしても姿勢が前かがみになる時代です。
内臓も圧迫されて変な所へズレていても何もおかしくないんです。
ただし、そのまま放置したのでは健康にはなれません。
よって、内臓の調整は健康になるために、とても重要な要素なんです。
是非、骨・筋肉・内臓と人体の全ての部位を健康にして快適な生活を取り戻してください。